日経WOMANファンタジー
アダルトビデオが男のファンタジーなら、日経WOMANは女のファンタジーだと思う。
今月号の日経WOMANを買った。
特集は「私が変わる!新習慣」、別冊付録は「1000万円貯める」
私の願望が丸わかりで恥ずかしい。
手取り20万、一人暮らしでも月5万貯まるのって、本当にファンタジーだと思う。
美容費が月5千円ってどういうことなんだろう。
相当ダサい格好しているか、そうでなければパトロンがいるのではないか。
メルカリやユニクロを上手に活用してるとか記事になってるけど、非現実的だ。
だって私たちは社会人なのだ。それなりの格好をして会社に行かなければならない。
それには、そこそこ上品な服もいるし、化粧もいるし、美容院代だって必要だ。
そして、それらは消耗品なのだ。
日経WOMANに出てくる女性は、大きく二通りいる。
仮名で顔を出さず、節約生活の秘訣を教えてくれる女性。
もう一人は、実名・顔出しで、今の仕事のやりがいを語る女性。
後者の女性は、前者のような節約生活をしてはいないと思う。
大事な商談のときには、ユニクロの服や
5年前に買ったスーツで得意先になんて向かわない。
やりたいことで忙しくて、このような節約特集を読んでる暇もないのではないか。
なぜこの相反するタイプの女性を日経WOMANは載せるのか。
二つを両立した女性なんて、存在していない気がする。
けど、読者からの需要があるから、この2タイプを載せるはず。
私のような読者は、将来に不安になったりもするし、
バリバリ働く女性に憧れてたりもする。
けれど、どっちになる覚悟もない。
記事を読むだけで、何も行動していないのかもしれない。
私は、実名・顔出しをする側の女性になりたい。
将来は不安だけど、今を生きている人になりたい。