OLぱむだの山と本

北海道在住の会社員です。山と読書と日々の暮らしを徒然なるままに

ひとり登山のすすめ 「ひとり登山へ、ようこそ!」鈴木みき

GWにひとりで近所の山に登山へ。 (札幌市民にはお馴染みの藻岩山)

上りは、賑わう道 (慈恵会病院ルート)。

帰りは、北の沢ルートを選択し、ほとんど誰ともすれ違わず…

がさっと音がしたときや、天気が怪しくなったとき、ひとりだと心細くて不安になる。

だけど、けれど!!それ以上にひとり登山は自由で気楽!!!

 

ランニングやヨガと同じで、ひとり登山も体を整える以上に心を整えていると思う。

雑念を取り払って、心を静かにしている。呼吸を整えている。

私は、よくも悪くもマルチタスク

大抵は一つのことをしながら、別のことを考えている。

それに、まだどうなるかわからない未来を考えて不安になったりする。

ひとり登山中も煩悩と雑念まみれだけど、自分の内側と対話できるときがある。

表層のやるべきことではなく、今の自分のことに。

天気や汗のかき具合を見ながら服のレイヤリングを考えたり、

岩場では次の足、その次の足の着地場所を考えたり…

目の前のことを考えているだけなのに、気持ちが自分に向いていく。

 

鈴木みきさんは、心のスペース、心の余裕を、心にある風船にたとえた。

風船が、しぼんでいたら、触れた程度でも、すぐ傷つく。

反対に、まあるく膨らんでいたら、ちょっとや、そっとじゃ傷つかない。

風船が何で満たされているかは、人それぞれ。

みきさんの風船は山に行くと膨らむ。私もそう。

私の風船の中身は、山にいる充実感。今を生きてると感じる充実感だと思う。

会社にいると、今は常に前年、前々年と比較され、成長が求められる。

それは、来年度もずっと続く…

私自身も、100年時代の人生設計を考えないとだし…

山に行くと、そういうことを気にしなくていいから好きだ。

そして、こんなくだらないことをずっと考えている、

すごくちっぽけな私も受け入れてくれる山が好きだ。

ひとり登山は、とても魅力的だ。

 

ひとり登山へようこそ!?女子のための登山入門

 

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